GERBERA PARTNERSブログ

会計|在庫のお悩み解決します!~適正な在庫管理その2在庫管理の流れ~

2015/05/04

Q 弊社は、商品販売業を営んでいますが、在庫をどのように管理するかが経営上の重要な課題となっています。適正な在庫管理を行うためにはどのような方法がありますか。

 

A お尋ねの通り、多くの経営者がいま、適正な在庫管理への強い関心を持つようになっています。今回は、適正在庫シリーズの第2回目として、在庫管理の流れをお伝えします。

 

 まず最初に、第1回目の適正在庫の手法を用いて、適正在庫を決定します。詳しくは、こちらのブログをご確認ください。ただし、適正在庫は、その時々の景気動向や過去の販売実績、商品特性などを基にして決定されるため、その時々に応じて水準は変動することになります。

 

 次に、発注をいかにかけるかが問題となります。発注は、過去の在庫変動のパターンや、発注から納入されるまでの期間である「リードタイム」などを考慮に入れて行います。

 

 発注量は、最大在庫量から最少在庫量を引いた量が理想的とされます。最少在庫量とは、過小在庫に陥ることを防ぐために設定される在庫量の下限ラインで、安全在庫量ともいわれます。それに対して最大在庫量とは、過剰在庫が発生するのを防ぐために設定される在庫量の上限ラインをいいます。最少在庫量、最大在庫量は、過去の販売実績や在庫管理費用、1日あたりの平均出庫量や最大出庫量などを考慮して設定します。発注方式として、一般的に発注タイミングと発注量が決まっているかどうかによって下記の4つの方法があるとされ、商品の特性により選択します。

 

・定期定量方式…定期的に同じ量ずつ発注する。

・不定期定量方式…同じ量ずつ発注するが、発注時期は不定期。

・定期不定量方式…決まった日に発注するが、発注量はその都度必要量を検討して決める。最も多く採用されている発注方式。

・不定期不定量方式…発注する量も時期もきまっていない方式。

 

 例えば、需要の予測がしやすく在庫の変動も一定している商品は、定期定量方式が向いています。また、流行の商品やすぐに陳腐化する商品は、不定期不定量方式をとるとよいでしょう。季節商品などは、定期不定量方式をとるべきです。このように、商品ごとに異なる発注方式を意識的にとることが重要です。

 

 発注の次に出てくるのが検品の作業です。発注した商品が納入されたら数量チェックや、荷姿に異常がないかを確認したり、発注した商品が買い手の注文書や売り手の納品書と合致しているかを確認します。その結果、品質不良品や数量不足がある場合は、追加納入の手続きを早急に行うことが大切です。

 

 商品の受入と検品が終わったら、商品を保管することになります。その場合、重要となるのが「整理・整頓・清潔・清掃・しつけ」(5S)です。保管場所は、整理整頓されていて清掃が行き届いて清潔でなければならず、また在庫管理のルールを徹底するにはしつけが必要となるという意味です。また、保管にあたっては、商品の性質や仕入時の事情、販売対象などを分類基準として管理を行うのが効果的です。

 

 棚卸も在庫管理をするうえでは避けては通れない大切な作業です。在庫の保管状況や保管の状況や管理の方法をチェックしたり、売上原価や期末の棚卸資産の金額を確定するために行われ、実地棚卸とも呼ばれます。商品数が多い企業については、棚卸時にカウントされない商品があると在庫もれが生じてしまいます。棚卸の方法については、案外軽視されがちですが、社内基準を明確にし。在庫もれがないように徹底してください。棚卸の頻度は、企業規模により異なります。例えば、上場企業では月ごとか四半期ごとに行います。中小企業では半期ごと、あるいは期末に行うだけのところもあります。棚卸をすることで、企業の期間損益を把握することができますので、できれば半期ごとに行えるようにするといいでしょう。

 

 最後に、在庫管理にはITの活用が必須の時代になっています。自社にあった在庫管理システムの検討をおすすめします。

 

 今回は在庫管理の流れをみてきました。まずは、御社で在庫管理は適正に行われているのか?現状把握するところから、適正在庫プロジェクトをはじめてみてください。在庫は企業の損益に大きく影響する部分であり、経営にとって重要な課題となります。ガルベラ・パートナーズグループでは、在庫についてのコンサルティングも行っています。一緒に適正在庫について考えてみたい!という方は、いつでもご連絡ください。


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