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中国|中国での賃金が上がっているので、もはや中国進出は難しいですか?

2014/10/15

Q 中国では人件費が毎年上がっていると聞いています。製造業の進出はすでに難しいかもしれませんが、逆に中国市場を狙った店舗展開に可能性を感じています。参考までに2014年の賃金上昇率や最低賃金などを教えてください。

 

 

A 2014年度の上海市の最低賃金は月額1,820元(日本円約32,000円)となり、2013年度の1,620元より12.3%の上昇率となります。2013年度の平均賃金は上海市では5,036元(日本円約89,000円)となり、上海と隣接する浙江省の2013年度の平均賃金は3,709元(日本円約65,000円)となっています。

 

<上海の最低賃金推移(月額)>

1015上海の最低賃金(月額) 

 

<上海の最低賃金の伸び率>

 1015上海の最低賃金の伸び率

 人民元はドルと連動しているため、ドルに対して円が安くなると、人民元に対しても同じく円安となってしまいます。2012年1元あたり13円だった為替レートが、2014年10月現在は1元あたり18円となっています。

 

 賃金の上昇や日本円に対する人民元の上昇の問題で、中国から日本への輸出が難しくなるのではないかという懸念が取り沙汰されていますが、これまで中国の現地法人に蓄積してきた技術や品質管理レベル、そして整ってきたインフラ状況を鑑みて、中国での生産を続ける企業も多く、今後は中国の市場拡大と東南アジア諸国の賃金競争力を活用した国際分業が中心になるのではと考えます。

 

 また中国市場を狙っての美容業や飲食業、そして小売業などの店舗展開、フランチャイズ展開を検討する日系企業の進出は増えています。現地展開は、人件費を始めとしたランニングコストをいかに抑えるかが重要です。計画の段階で、ぜひご相談いただければと思います。

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