GERBERA PARTNERSブログ

ベトナム|ベトナムのテト休暇日本にいるベトナム人はどこへ

2018/02/09

Q、日本にある中堅企業メーカーです。ベトナム人を数名雇用していますが、日ごろの勤務ぶりは大変真面目で助かっておりますが、2月の中旬から1週間ほど全員が休みを欲しいと言ってきて、少々困惑しています。ベトナムへ帰省をするようですがテト休暇はベトナム人にとってそれほど重要なものなのですか?

  A、ベトナムのテト休暇(旧正月)は日本のまさに正月に相当します。ベトナム人はテト休暇を大切にし、その休暇には家族で一緒に過ごすことを基本としており、テト休暇にはベトナムへ帰省をする人が増える為、日本で働くベトナム人に対してはテト休暇の過ごし方を毎年確認することをお勧め致します。  

解説(公開日:2018/02/09  最終更新日:2018/02/13 )

ベトナムのテト休暇(旧正月)は日本のまさに正月に相当します。日本で働くベトナム人は増加しており、その他の外国を抑え増加率は一番です。内訳は技能実習生の在留資格、留学資格(資格外活動の許可を得て、週28時間の労働)、技術・人文知識・国際業務の在留資格の順です。併行して、日本からベトナムへ進出する企業も増えており、とある調査、アンケートではアジア、東南アジアの国々のなかで今後進出しようと検討している国の一番にベトナム国はあげられているぐらい、日系企業、特に中小企業のベトナム熱は日に日に増しております。

   

ベトナム人の雇用をする際にはテト休暇の質問忘れずに

勤勉で手先が器用で真面目と言われているベトナム人を雇用する日系企業が増えています。日本企業の人手不足を背景に外国人雇用は今後も増加が見込まれており、政府、自治体も外国人労働者の採用を後押ししております。外国人雇用を行う際はその外国人の出身国の文化、特徴、商習慣当を理解することが、入社後の双方理解につながる第一歩です。

 

それはベトナム人だけに言えることではなく、インドネシア人でいえば、例えばラマダンという通例儀式を理解することが必要になります。

 

ベトナム人はテト休暇を大切にし、その休暇には家族で一緒に過ごすことを基本としており、テト休暇にはベトナムへ帰省をする人が増える為、日本で働くベトナム人に対してはテト休暇の過ごし方を毎年確認することをお勧め致します。頭ごなしのテト休暇取得を否定することは、せっかく築いた信頼関係を壊す原因にもなります。ベトナム人が帰省をすることが事前にわかっていれば、ベトナム人が不在の場合の対応策を講じることが可能になります。

   

ベトナムのテト休暇はビジネスチャンス

 

来週から始まるベトナムのテト休暇、ベトナムはまさに仕事モードでなく、休暇モードです。デパート、スーパーには月餅やお土産などのコーナーを作り商品が陳列され、そして道端、路面のショーケースにも数多くのテト土産や月餅などが陳列されております。ベトナム国内はまさにお祭りムード一色ですが、最近は経済の発展にも伴い、テト休暇には海外旅行へいくベトナム人も増えております。

 

もちろんベトナム国内への旅行も増えており、この時期にベトナム国内線のチケットの値段は年間を通じて一番高騰します。海外旅行の行先の人気国は、同じアセアン地域のシンガポール、タイなどもありますが、日本も行先として人気の高い国であります。事実、2016年訪日したベトナム人は23万人強、2017年は30万を超え、前年の伸び率は東南アジアの中ではトップの32%を超え、この数字からしても日本人気が伺えます。

 

日本ブランドはベトナム国、ベトナム人では圧倒的なプレゼンスを保持しており、現地の日本商工会が開催するフリーマーケット・バザーなどには、在越日本人が不要になったものを寄付したりするケースがあるのですが、メイドインジャパンの衣服や物はすぐになくなってしまうぐらいの大人気です。

 

私事ですが、ベトナムに住んでいた時に、不要になった衣服、品物を出したことがあり、それを手にしたベトナム人へ「その服は私が着ていたのはたしかだけど、ラベルをみてごらん、Made in Vietnamと書いてあるよ、そう、それは日本製ではなく、ここベトナムで作られたものだけど、いいの?」と聞いたことがありますが、日本で売られているものは間違にないので、大丈夫」と言われた覚えがあります。それぐらい日本で売られているの物への信頼が浸透しいるのです。

 

テト休暇に日本へくるベトナム人は今年も多数来日することかと思います。現在は中国語は韓国語、英語といった表記が各デパートやスーパー、ドラッグストアには一般的になっている日本でありますが、ベトナム語表記をしている店舗やお店はまだ少ない気がいたしますが、圧倒的な日本ブランド?いやメイドインジャパン?いや、日本で売られている物(Sold in Japan)はベトナム人に大人気です。ベトナムのテト休暇という日本では普通の2月にビジネスチャンスを起こしてみるのもいいのではないでしょうか。

 

そしてそれらの企画やアイデアを有するのは、現在日本に滞在している15万人以上のベトナム人であり、その視点を学ぶことで貴社のビジネスにもチャンスがあるのかも。

 

15万人を超えるベトナム人は、中国、韓国、フィリピンについで(ブラジルを除く)アジア。東南アジアでは上位4番目に多い人種です。一方在越日本人は1万5千人程度で、その数およそ10倍。

 

日系企業の進出は加速しておりますが、ベトナム企業の日本進出はまだ少ないのが現状です。この数字を比較してもベトナムとのビジネスチャンスは至るところにあるのではないでしょうか。

 

次回はベトナム人の教育、研修、社員旅行に触れたいと思います。

    【ベトナム労務について押さえておきたい項目】  
  • (1)採用(管理職、スタッフ職、工場ワーカーなど)
  • (2)雇用(オファーレター、労働契約書締結)
  • (3)労務管理(就業規則、賃金テーブル、給与計算、社会保険、所得税等)
  • (4)評価(昇給、降格、賞与、業績ボーナス等)
  • (5)教育、研修、社員旅行
  • (6)退職、解雇等(退職同意書の締結、貸与物の管理、返却)
  • (7)その他
 

ガルベラ・パートナーズグループのベトナム現地法人、ガルベラパートナーズベトナムでは、ベトナム進出コンサルティングを手掛けており、視察対応、会社設立、ライセンス取得、登記、人事制度設計、報酬規程の作成、評価制度の設計等、税務・労務サポートをワンストップで、企業様が本業に集中できるよう、サポートいたしております。

 

また、日本側では(株)アセアン・フォーカス、ガルベラパートナーズグループがサポートし、日本とベトナム側の両国で企業のベトナム進出を全面的にサポート致します。

 

ベトナム進出にご興味、関心がございましたら、下記までお問合せください。

  >>ベトナム進出ドットコム  >>ガルベラ・パートナーズ    

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