GERBERA PARTNERSブログ

中国|中国での会社設立について教えてほしい!

2015/01/14

Q 中国企業に当社(日本)で製造したものを輸出したいと思っているのですが、現地に法人がなければ取引できないと言われました。中国(たとえば上海)で会社を設立、運営するのは、どれくらいコストがかかりますか?

 

A ご質問のケースでは、貿易会社を設立するのが一般的です。ただし中小企業の場合、貿易会社といっても通関業務や海運は専門業者に委ねることが多く、中国国内での卸売業務が中心となります。

 

 上海では、以前は外資系の貿易会社は1,500万円程度の資本金が必要でしたが、2014年からは200万円程度の資本金でも設立することができるようになりました。初期投資が楽になったこともあり、今後は中国市場を狙った外資系中小企業の投資は一段と活発化することが予想されます。

 

 上海での貿易会社の設立コストは、業者によっても異なりますが、随分と下がってきました。たとえば当社が設立代行業務をお受けする場合、営業許可証の取得代行報酬は25,000元となっています(2015年1月現在)。このほかにも税務登記や銀行口座開設などが必要ですが、これらは基本的に書類提出業務だけですので、スタッフを現地に採用すれば自社で行うことが可能です。

 

 また運営については、中国の外資系企業はオフィスを置き、毎月増値税申告をする必要があるため、家賃と経理スタッフの給料が発生します。小さくても1人か2人が入居できるスペースが必要となりますので、家賃は最低でも3,000元くらい、経理スタッフの給料は会社負担の社会保険料も含めると7,000~8,000元くらい必要となります。

 

 しかし、経理スタッフを雇用しても、日本本社からそのスタッフの管理や指導が行き届かないこともあり、最近はアウトソーシングするケースも増えています。

 

 あるいは他にコストを下げる方法として、現地の信頼のおける日系貿易会社に代行してもらうケースもあります。

 

 当社も上海に資本関係100%のコンサルティング会社と貿易会社を有し、日本側での税理士法人と社会保険労務士法人の信用をもとに、業務代行を行っております。

 

 設立でもアウトソーシングでも、中国進出についてはぜひご相談いただければと思います。

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