2018/05/24
実は日本の年号は中国から導入したものだとご存知でしょうか。
年号が中国から日本に伝わってきたのは7世紀でした。
中国で初めて年号を作ったのは紀元前140年の前漢の漢武帝です。
それまでの時代、殷の時代や、春秋戦国時代、皆さんもご存知の秦の始皇帝の時代などは、年号がありませんでした。
中国では紀元前140年の漢武帝時代から年号を使うようになり、1912年ラストエンペラーの退位により清の時代が終わるまで、二千年以上中国はずっと年号を使い続けていました。
つまり今の中国では年号がありません。
これから中国の会社と契約書を作る際に、中国にはすでに年号がないので契約書では西暦しか使っていませんということを念頭に置いて日付を書いたら良いかと思います。
そのため、「平成30年」といったような言い方は、日本語を学んでいない中国人にとってはピンとこないもの、いつの時代なのかさっぱり分からないということを理解してあげると良いでしょう。
ちなみに、台湾では、年号ではないですが、似たようなもの「民国紀年」をまだ使っています。
それは皆さんもご存知の孫文の時代、中華民国時代からのものですが、中国では1949年に中華民国時代が終了し、今の中華人民共和国が建国されましたので、それ以降は使っていません。
「民国紀年」は今では台湾でしか使われていません。
中華民国元年は1912年ですので、
「民国紀年」の計算式:西暦年 – 1911
例:西暦2018年の民国紀年を計算する場合、
民国紀年は2018-1911=107
2018年は中華民国107年になります。
台湾の会社と契約書を作る際に、参考にしていただけたら嬉しいです。
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