2016/06/03
Q 中国に駐在員を出向させているのですが、Zビザを申請・更新する際にユーザーカードを提出する必要があると聞きました。このユーザーカードを申請する方法を教えていただけませんか?
A 弊社上海法人では、お客様からのZビザ申請の代行受託にあたり、2016年4月までは弊社ライセンスに基づく代行カードを使用して中国Zビザ申請代行業務を行っておりましたが、2016年5月の法改正により、外国人労働センターにおける申請にあたって、お客様自身のユーザーカードが必要となりました。
このユーザーカードの申請は、自社の従業員が窓口に行く方法と、法定代表人が窓口に行く場合の2通りに分かれます。
自社の従業員が窓口へ申請に行く場合、申請に行く従業員が本当に自社の従業員であることを証明するために、その従業員の社会保険料が自社の社会保険専用の銀行口座から支払われていることを確認されます。
「人事代行会社」に給与計算や社会保険料の支払いなどの代行を依頼している企業は、自社の社会保険専用口座を持っていないことが多く、そのような場合は新たに社会保険専用口座を開設しなければなりません。
自社の法定代表人が窓口へ申請に行く場合は、特に社会保険専用口座で証明する必要はありません。
先日、ある中国現地法人の従業員さんがユーザーカードを申請したものの、申請不可となってしまいました。外国人労働センターが公示した文書によると、人事代行会社との契約書があれば問題ないと記載があるものの、実務上は不可とのことでした。もしかしたら、まだ法改正があって間もないため、通達が行き届いていなかったせいかも知れませんが、中国ではご存知の通り窓口での対応が法律と異なることはよくあることかと存じます。
その時点で弊社にご相談をいただいたのですが、社会保険専用口座を開設するにしても時間がかかってしまい、就労ビザの更新時期を超えてしまうことが明白で、また、法定代表人が窓口に行く方法を採用したくても、法定代表人は日本本社にいてすぐに中国に来られない状況のため、最終的に弊社の奥の手でなんとか申請が下りることになりました。
ただし、この方法はいつも可能とは限らないため、今後のことを考えますと、社会保険専用口座を開設するか、法定代表人が中国に来る際にユーザーカードを取得されることをお勧めします。
社会保険専用口座の開設には、様々な資料を用意しなければならず、当社でZビザの申請を代行させていただいているお客様には、口座開設手続きについてご案内をさせていただいております。また、口座開設手続きの代行も行っております。ご依頼はビザ更新の2ヶ月前までに、弊社の上海法人の担当者までご連絡をお願いいたします。
Zビザの申請代行手続・更新代行手続もリーズナブルに行っております。
詳しいご案内やお問い合わせフォームは、こちらのサイトをご覧ください。
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