GERBERA PARTNERSブログ

中国|中国の労働法は2013年7月に改正されたそうですが注意点はありますか?

2014/08/06

Q 中国の労働法は2013年7月に改正されたようですが、注意点はありますか?

 

A 改正により派遣形態の雇用の規制が強化され、雇用側からすると、より厳しい状況となりました。今後は、直接雇用契約の抜け穴として派遣雇用が濫用されることを防ぎ、労働者を保護することに主眼が置かれています。

 

 変更点は大きく分けて以下の3つの部分に分けられます。

1.労務派遣業務の経営要件が厳格化

2.同一の労働をした場合、派遣か直接雇用かで賃金を差別してはならない

3.直接雇用が原則であり、限定的に派遣雇用が認められる

 

 今回の改正法案が公布されるまでは、この「臨時性、補助性、代替性」の解釈については、全国統一の法解釈規定はなかったため、各地域によっても差異が見られる状況でした。

 

 しかし、今回の改正により不明瞭であった点が明確化されたため、今まで派遣雇用を導入していた日本企業は今後直接雇用などへの切り替えに向けて準備が必要となります。