GERBERA PARTNERSブログ

香港|香港法人のビザ取得への道 投資ビザvs就労ビザ

2024/03/05

Q、当社は香港に現地法人があるのですが、その香港現地法人に役員を派遣したいと思っています。この場合、香港でビザを取得する必要があるかと思うのですが、投資ビザがいいのか、あるいは就労ビザがいいのか、どちらがいいのでしょうか?

A、香港でのビザ申請において、投資ビザと就労ビザ(一般就業ビザ)は、それぞれ異なる目的と要件があります。どちらのビザが簡単かは、申請者の状況や資格、目的などに大きく依存します。以下に、両者の特徴と要件の違いを解説します。

 

解説(公開日:2024/03/05  最終更新日:2024/03/02 )

   

1.投資ビザと就労ビザの目的と要件

香港の投資ビザは、自身が設立する現地法人で働くため、有効な事業計画と香港経済への貢献が求められます。一方、香港の就労ビザは、特定のスキルや経験を持ち、香港の企業に雇用されることを目的としています。

 

(1)投資ビザ

目的 自身が設立するビジネスで働くため。
要件 有効な事業計画、香港経済への貢献(特に雇用創出)、十分な資金証明。
対象者 企業家や事業主。
審査基準 事業計画の実現可能性、経済への貢献度。
プロセス 事業計画や資金証明の準備が必要。
 

(2)就労ビザ

目的 香港の企業に雇用され、特定の職に就くため。
要件 必要な技能や経験、香港内で同等の労働者不足。
対象者 特定の職業技能を持つ人。
審査基準 企業からの雇用オファー、申請者のスキル。
プロセス 雇用契約があれば申請可能。
 

2.香港では、投資ビザと就労ビザでは、どちらのビザのほうが取得が簡単か?

投資ビザは、会社の経営に関連する人向けです。事業計画の詳細と経済的貢献が審査の鍵を握ります。一方、就労ビザは、特定のスキルや経験を持ち、香港の企業に雇用される人向けです。どちらのビザも、申請書類の正確さと完全性が成功の鍵です。

 

結局のところ、どちらのビザが簡単かは、申請者のビジネス計画、スキル、経験、そして香港でのビザ取得目的によって異なります。ビザ申請者自身の状況に最適なビザタイプを慎重に検討し、必要に応じてビザ専門家のアドバイスを求めることが推奨されます。

 

3.香港投資ビザの申請におけるよくある質問

投資ビザの申請では、シェアオフィスの使用、現地スタッフの採用必須性、事業計画書の作成支援、必要な資本金と個人資産、継続的な契約の有無、必要書類、申請期間、滞在期間、および永住権申請の可能性など、多岐にわたる疑問が生じます。

 

まず、投資ビザが取得できないという事例のなかでも主な項目は書きのとおりです。香港での投資ビザ申請にあたり、以下のような場合は承認されにくいか、あるいは申請が却下される可能性が高くなります。

  1. ・資金証明が不十分で計画に見合っていない場合
  2. ・事業計画が不明確または非現実的な場合
  3. ・現地での雇用創出の具体的計画が作られていない場合
  4. ・犯罪歴がある場合

また、ビザ取得に関してよくある質問も以下にご紹介します。企業のご担当者は、これらについても十分な知識を持つことが重要なスキルとなります。他人ごとにせず、しっかりとこれらの情報を確認しながら進めていきましょう。

 
  1. Q 01 シェアオフィスは現地オフィスとして認められるか?
  2. Q 02 現地スタッフの採用は必須か?
  3. Q 03 事業計画書の作成サポートはあるか?
  4. Q 04 設立する法人の資本金はどれくらい必要か?
  5. Q 05 個人資産はどれくらい必要か?
  6. Q 06 継続的な契約がなくても依頼できるか?
  7. Q 07 投資ビザ申請に必要な書類は何か?
  8. Q 08 投資ビザの申請期間はどのくらいかかるか?
  9. Q 09 投資ビザが承認された後、香港に滞在できる期間はどのくらいか?
  10. Q 10 投資ビザを持つと、香港の永住権を申請できるか?
 

なお、就労ビザの取得に関しては上記の投資ビザの質問のほかに、以下のようなものが挙げられます。

 
  1. Q 11 赴任者の教育レベル、学位などはどれぐらい必要か?
  2. Q 12 赴任者の現地での月給はどれほど必要か?
  3. Q 13 赴任者の職務内容はどのような内容を記載すればよいか?

これらの質問に対する回答は、当社のwebサイトでも掲載を進めてまいります。投資ビザ取得プロセスにおいてよく出る疑問に対して深い洞察を提供し、申請者がより総合的な理解を得られるようにしてまいります。投資ビザの申請は複雑であり、さまざまな要件がありますが、正しい情報と準備をもって臨めば、スムーズなプロセスを期待できます。

香港のビザ申請に関するお問い合わせは弊社webサイトからお願いします。

ガルベラの香港進出サポートサイト

香港進出サポート

 

まとめ

香港でのビザ申請は複雑ですが、適切な準備と理解をもってアプローチすれば、スムーズなプロセスを期待できます。投資ビザと就労ビザの選択は、派遣予定の役員の状況と目的に応じて行うべきです。香港でのビザ申請に関する更なる情報が必要な場合は、「ガルベラの香港進出サポート」サイトをご覧ください。 私たちは、香港におけるビザ申請プロセスをサポートし、秘書役や会計業務を通じて、現地法人の設立と運営をサポートします。

 

当社では、香港で秘書役をお任せいただくか、あるいは会計業務をお任せいただく企業様に対して、ビザの申請手続きをサポートしています。当社では法務担当者も香港公認会計士も、流暢な日本語を話す香港人です。もし貴社が香港に現地法人があり、秘書役や会計士がビザ申請をしてくれないといった場合は、ぜひ当社にお任せください。また、当社は現地法人の法人口座開設にも強みを発揮します。貴社の秘書役や会計士が法人口座を開設できない場合もぜひ当社へお声がけください。

この記事が、香港でのビザ取得に関する理解を深める一助となれば幸いです。

 

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