2016/02/17
Q アメリカでは、日本のラーメン店が人気だそうですね。当社もアメリカでラーメン店をやりたいと思っているのですが、勝算はあるのでしょうか?ラーメン店がアメリカ人に受け入れられているかどうかをご教授ください。
A 今まで長年、和食といえばお寿司が”クール”でカッコイイと言うイメージでした。しかし最近はあまりにも件数があり、逆に日本人が経営・運営しているお店がすくなくなり、中国人や韓国人が経営するお店も増えており、質も落ちて、お寿司自体が”OVER DILLUTED”(多すぎる)ということになり、他の和食へのニーズが高いといえます。
最近はやはり、居酒屋又はラーメン店がブームになってきました。シンプルなメニューよりも、むしろ創作路線というのがニーズが高いようです。
1980年代の伊丹十蔵監督のたんぽぽによって、アメリカでもラーメンブームが起きましたが、1995年頃には落ち着いて、日本人相手にお店はあったものの、ブームを巻き起こすには至りませんでした。
それが最近では、ラーメンブームの到来を非常に感じています。最近、ロサンゼルスやニューヨークでは、とんこつベース(濃い味)が最も売れていてます。店内は、お客様のほとんどが日本人以外です。
ロサンゼルスで流行っているラーメン店は、だいたい15席くらいで、カジュアルな内装や雰囲気で1日600杯以上を売っています。
ラーメン一杯の客単価は15ドルくらいで、お酒も平均一人1.5杯で全体の客単価は$25くらいになっています。これは、日本のラーメン店との大きな違いと言えます。
私はアメリカのラーメン店では一度も日本人スタッフやキッチンスタッフを見たことがありません。つまり、日本人スタッフがいなくても、システムがしっかり作られていれば、現地スタッフだけでもちゃんとしたラーメンを作ることができるからです。
また、メキシコ人は一生懸命働くだけではなく、しっかりと覚えるし、日本人の味覚に似ていることもよかったのでしょう。ほとんどのお店は券売機(クレジットカード専用)で販売し、現金を扱わないようにしているのも、アメリカならではといえます。
ロサンゼルスではお酒の販売は夜中の2時までですので、昔はみんなハンバーガーやメキシカン屋に行っていましたが、今では飲みに行ったあとに、日本人と同じくラーメン店のカウンターでゆっくり食べるのもクールなイメージとなっています。
今のアメリカでの出店は、高級感などは不要で、こぢんまりしたお店で内装もカジュアルに仕上げ、コストを抑えながらの出店が可能です。
また、日本食の食材を使うことが多いため、円安で輸入が増えているため、逆に日本よりも材料が安く手に入り、コストを押さえられることもメリットの一つとなっています。
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