2016/04/15
Q:当社はサービス業を営んでいますが、近い将来、シンガポール、香港、台湾などに進出する予定です。海外赴任するスタッフたちに英会話を学習させたいのですが、どんなことに留意すればいいでしょうか?
A:最近は企業人のなかで、英会話教室がすごく流行っていますね。当社も現在6か国に現地法人を置いていることもあり、自社の社員の英会話能力の向上に役立てたいと思い、英会話教室と中国語教室を運営しています。
英会話の習得のためには、2,000時間の学習が必要と言われています。一般的に、中学と高校を通じて、約1,000時間の学習を終えていますので、あとは1,000時間の学習をするのを目標にすればいいと思います。
プライベートで学ぶ人もいれば、グループで学習する人もいますが、上達する人とそうでない人との大きな違いは、どのような環境で学ぶかも影響します。たとえば先生がすごくフレンドリーで楽しければ、次に学ぶのが楽しくなりますよね。反対に、つまらなければ、学習を続ける気持ちもなえてしまいます。なので、先生は非常に大切です。
最近はskypeなどでオンライン英会話スクールをしている方も増えているかと思います。オンライン英会話は、海外の先生とオンラインでつなげて、face to faceで学習をするのですが、その先生はまず日本語を話さず、日本文化も知らず、しかも何よりも、体系的な教え方を知らないので、いくら時間をかけても生徒はなかなか上達しません。
当社のお客様も、ありとあらゆる英会話をためされた人が多いですが、結局は英会話スクールで週に2回以上話す機会を設けて、また海外にメールフレンドを作って英語を使う環境を作り、それを続けるというのが王道のようです。もちろん、忙しい場合は週に1回の通学でもいいとは思いますが、やはり話す機会は多いほうがいいので、駐在員など英会話の習得に緊急性を要する場合は週に2~3回が望ましいです。
英単語や英文法は、中学レベルで十分ですが、英語の学習で最も重要なのは、日本語を英語に変換するときに、直訳ではダメということです。
「今日はいい天気ですね」という日本語を英語に直訳すると、
Today is a fine weather.となりますが、こんな英語はありません。
皆さんは、It’s fine today.というのを知っているからこそ、口からスラスラと出てくるわけで、日本語を英語に変換するのに、結局はどのように変換するかがわかっていなければ、いくら英単語や文法を知っていても、日本語を英語にはできないということなんです。
そういう意味で、日本語から英語に、直訳ではなくてどのように変換されるのかを学習することは非常に重要となります。これは英会話力というよりは、日本語の返還能力であり、日本語だけで済みます。
英会話の上達には、英語の単語力や読解力をどれだけ学習しても意味がありません。それは、すでに中学と高校で学習してきたもので十分なのです。むしろ、社会人は少ない学習時間で最高に効果を出すには、リスニングとスピーキングだけをひたすら学べばいいと思います。
そしてもう一点は、日常会話の学習というのが最も難しいということも抑えておくべきです。なにかテーマを絞って、そのテーマのことであれば短時間で話せるようになりますが、日常会話は範囲が広すぎてマスターには時間がかかります。もちろん、応用性が高いのは日常会話ですが、たとえば飲食店で接客する従業員の英会話能力を磨くのであれば、お客様との接触時にどのような会話がなされるかを想定し、それを学ぶほうが効率的です。
このように、英会話の学習にあたっては、優先順位が非常に重要であり、一部の学習を切り捨てることも必要になります。話すことができれば、聞くことができるとも言われています。何よりも、話す機会をどんどん増やしてください。たとえば街中の外国人バーに飛び込むのもいいと思いますが、いろいろトラブルもあります。英会話スクールは料金も発生しますが、最終的にはそれが一番の近道であることは、当社の生徒さんが実証されていると思います。
実用性の高い英会話を学ぶなら、弊社が運営している英会話教室、Route66英会話スクールを一度お試しください。体験レッスンは無料ですので、お気軽にお声掛けください。また、貴社にお伺いしての集合研修も行っています。これまでも、ホテルやお土産店、レストランなどで研修を行っており、短期集中型で貴社のスタッフの皆様の英会話能力向上をサポートいたします。
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