令和7年6月施行！熱中症対策の義務化とエイジフレンドリー補助金で職場環境を改善しよう | ガルベラ・パートナーズグループ

Ｑ、令和7年6月から熱中症対策が義務化されると聞きました。何か活用できる補助金はありませんか。

     

Ａ、60歳以上の従業員の方が熱中症対策の対象事業所にいれば、エイジフレンドリー補助金を活用できる可能性があります。

 

解説（公開日：2025/05/30）

 

エイジフレンドリー補助金とは

60歳以上の労働者が安心して安全に働ける職場環境を整備するための費用を支援する補助金です。幾つかコースがありますが、実は、熱中症対策もこの補助金の対象コースの一つとなっています。

 

熱中症対策の義務化？

令和7年6月から、事業者の皆さまには「熱中症対策の義務化」が求められる ことをご存知でしょうか。これまでも熱中症対策は推奨されてきましたが、今回、労働安全衛生規則の改正により、より具体的な対策が事業者に義務付けられることになります。背景には、作業現場での熱中症による労働災害が後を絶たない現状があります。

 

具体的には、

などが義務付けられます。これらの対策を怠った場合、行政指導の対象となる可能性もあります。

 

エイジフレンドリー補助金の活用事例

エイジフレンドリー補助金は、高齢労働者が安心して安全に働ける職場環境を整備するための費用を支援するもので、熱中症対策コースのなかで対象になる可能性が事例としては、

 

例えば、

などが、エイジフレンドリー補助金の対象となる可能性があります。

 

補助率と要件は？

補助金の支給要件となるのは、中小企業で１年以上事業を実施していて、自社の労災保険適用の高年齢労働者（60歳以上）が常時１名以上就労していて（役員を除く）、高年齢労働者が対策を行う作業に就いていること、となっています。

 

熱中症予防コースの補助率は（環境整備に要した費用の）1/2で、補助上限額は100万円となります。

 

ぜひお気軽にご相談ください

令和7年6月からの義務化に向けて、まだ対策が不十分だと感じる事業者様は、エイジフレンドリー補助金の活用を検討いただく絶好の機会です。補助金を活用することで、初期投資を抑えつつ、法令遵守と従業員の安全確保を両立できます。補助金の申請のうえでご相談があればお気軽にお問い合わせください。