2024/02/14
A、バレンタインデーにチョコレートを贈ること自体がセクハラになるわけではありませんが、相手の意志を尊重し、適切な範囲のものであるか否かで判断が分かれます。
バレンタインデーは、世界中で2月14日に愛と感謝の日として祝われています。特に恋人たちがお互いに愛情表現をする日で、贈り物や手紙、花などが交換されます。異なる国や文化では独自の慣習があり、日本では女性が男性にチョコレートを贈り、ホワイトデーにお返しを期待することが多いでしょう。さらには、恋人や友人、家族、そして職場や学校の人々に感謝の気持ちを伝えるための特別な日としても広く親しまれています。
しかし、「バレンタインデーにチョコレートを贈る」という行為がセクシャルハラスメント(セクハラ)になる可能性があるという疑問が時に提起されることがあります。
まず、セクハラとは何かを理解することが重要です。
セクハラとは、性別によって不当な扱いを受けたり、性的な注目や要求を強制する行為、性的な言動により他人を不快にさせる行為等を指します。
これは、職場や学校などの組織内だけでなく、個人間の関係でも起こり得ます。
「バレンタインデーにチョコレートを贈る」行為に、セクハラの要素が絡む可能性があるかどうかを判断するためには、相手の意志や文脈を尊重することが重要です。
プレゼントが歓迎されるかどうかは個人により異なりますが、相手がその関係や状況でプレゼントを受け取ることに抵抗がない場合、一般的には問題がないと言えるでしょう。
しかし、以下のような状況では問題となる可能性があります。
など。
また、セクハラには該当しませんが、性差別的行為として、
といったケースも注意が必要です。
「女の転職」による調査記事によると、職場でバレンタインデーの習慣がないと回答した人は79.2%、そのうち職場で禁止されていると答えた方が11.4%という結果が出ています。
企業は従業員間の贈り物に対してそれぞれ異なる考えを持っていると考えられますが、一部の企業では、バレンタインデーの贈り物について禁止をしていることがうかがえる結果であり、また、バレンタインデーの文化自体は職場では縮小傾向にあることも読み取れます。バレンタインデーの贈り物を考える場合は、所属する会社や組織の方針やルールも事前に確認しておくことが必要です。
バレンタインデーは、恋愛感情を表現するための日とされていますが、それが必ずしも相手にとって喜ばしいものであるとは限りません。特に職場や学校などの組織内では、恋愛感情を表現する行為が他の人々にとって不快な雰囲気を生む可能性があります。
そのため、同僚や上司へ贈り物を考える場合は、相手の意向を尊重し、相手を不快にさせないように留意し、適切な範囲で行うことが大切と言えるでしょう。
また、企業としては贈り物に関する方針やルールを定めておくことも、思わぬハラスメント等のトラブル防止につながるものと考えられます。
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