高度人材ポイント制とは？ | ガルベラ・パートナーズグループ
在留資格取得｜高度人材ポイント制とは？
2022/10/03
Ｑ、高度人材のビザを取得したいですが、ポイント制だと聞きました。詳しく教えていただけますか。
［我想办高度人才签证，听说是积分制，能请您详细讲解一下吗？］
Ａ、日本語と中国語でそれぞれ解説いたします。
解説（公開日：2022/10/03 最終更新日：2022/09/29 ）
そもそも高度人材とは？
正式名称は「高度外国人材」です。簡単に言うと優秀な経歴を持つ人が取得できるビザになります。
入管では1「代替することが出来ない良質な人材」と記載しています。
この在留資格を取得するには、後ほど説明するポイント制で合計70点以上を満たさなければなりません。
高度人材ポイント制とは？
３つの対象高度人材
高度人材には３つの種類があります。
- ➢ 高度専門職１号（イ）：日本の機関で研究、研究の指導または教育
- ➢ 高度専門職１号（ロ）：自然科学又は人文化学分野を要する業務
- ➢ 高度専門職１号（ハ）：日本の会社を経営又は管理
高度専門職２号も存在します。1号と異なる点は在留期間が無期限となり、就労に関する在留資格で認められているほぼ全ての行動が許可されます。要件は3年以上高度専門職１号で日本に滞在し、一定以上のポイントに達した人です。
制度の目的
国際社会の中で各国が更なる経済発展のために優秀な人材の獲得を争っています。
日本も例外ではありません。ITやESGなどの先進技術を推し進める社会では高度人材が不可欠です。従って「高度外国人材」の在留資格を取得した人間には、ある一定の優遇措置を与えています。
高度専門職の優遇処置
高度人材の入国を促進するために、他の在留資格より優遇された日本での活動が認められています。
高度専門職１号
- 1.複合的な在留活動の許容：
他の在留資格の活動も許可される - 2.在留期間「5年」の付与：
在留資格では最長の５年間の滞在期間が認められる - 3.在留歴に係る永住許可要件の緩和：
10年要件を1号は3年、2号は1年に短縮 - 4.配偶者の就労：
学歴や職歴を問わず配偶者の就労を許可 - 5.一定の条件の下での親の帯同：
世帯年収800万円以上や同居などの条件 - 6.一定の条件の下での家事使用人の帯同：
世帯年収1000万円以上や20万円の報酬などが条件 - 7.入国・在留手続の優先処理：
入国と在留資格の審査を優先的に迅速対応
高度専門職２号
- 1.「高度専門職１号」の活動と併せてほぼ全ての就労資格の活動を行うことができる
- 2.在留期間が無期限となる
- 3.上記３から６までの優遇措置が受けられる
ポイントの計算方法
計算には４つの項目と、高度人材「イ、ロ、ハ」によって異なるボーナスポイントがあります。
４つの共通ポイント
- ① 最終学歴
- ② 実務経験年数
- ③ 年収
- ④ 年齢
最終学歴は大学卒業が最低ラインです。日本の大学や大学院を卒業している場合は加点対象の確率が高いです。
実務年数は、申請業務以外の仕事やアルバイトなどは実務年数にカウントされません。
年収は300万円未満だと他の要件を満たしていても申請できません。
年齢は40歳以上だと加点されません。
法務省入国管理局
「高度人材ポイント制による出入国管理上の優遇制度」リーフレットより
■ 気になる人は計算してみましょう。
ポイント計算表はこちらです↓
https://www.moj.go.jp/isa/content/930001657.pdf
詳しい計算方法は、入管が配布している下記のページからダウンロードしてください。
什么是高度人才？
正式名称是“高度外国人才”。简单来说就是拥有优秀履历的人可以拿到的签证。入国管理局写的是“无可替代的优质人才”。想要拿到这个在留资格，需要在下文中介绍的积分制达到至少70分。
高度人才积分制是什么？
3种高度人才
高度人才一共有3种，分别是：
- 高度人才专门职1号（イ）：在日本的机构从事研究、研究的指导或教育工作
- 高度人才专门职1号（ロ）: 从事自然科学或人文科学领域的工作
- 高度人才专门职1号（ハ）：经营或管理日本的公司
另外，也存在高度人才专门职2号。与1号的不同点是2号的在留期限无期限，且几乎所有与工作有关的在留资格允许的活动都被允许。申请条件是以高度专门职1号在日本生活3年以上并达到一定分数的人。
制度的目的
在国际社会中各国为了更好地发展经济都在争取优秀的人才，日本也不例外。在推进IT及ESG等先进技术的社会中高度人才是不可或缺的。因此，日本为拿到”高度外国人才“在留资格的人给予一定的优惠待遇。
高度专门职的优惠待遇
为了促进高度人才进入日本，与其他在留资格相比有愈多优惠待遇。
高度专门职1号
- 1. 允许多种在留活动
其他的在留资格的活动也被许可 - 2.在留期限5年
可以拿到在留资格最长年限5年 - 3.放宽申请永住的在留年限条件
永住要求的在日本生活10年以上的条件，高度专门职1号缩短为3年，2号缩短为1年 - 4.配偶可以在日本工作
不论配偶的学历与职业经历如何都可以在日本工作 - 5.在满足一定条件下允许带父母
需满足家庭年收入800万日元以上，与父母同住等条件 - 6.在满足一定条件下允许带佣人
需满足家庭年收入1000万日元以上，给佣人每月支付20万日元以上等条件 - 7.入国、在留手续优先处理
入国与在留资格的审查会优先迅速处理
高度专门职2号
- 1.与“高度专门职1号”的活动相结合，允许几乎所有工作方面的在留资格的活动
- 2.在留期限为无期限
- 3.享受上述3至6的优惠待遇
积分的计算方法
高度人才的积分有4个共同项目，还有根据高度人才种类「イ、ロ、ハ」有不同的积分项目。
4个共同的积分项目
- 1 最终学历
- 2 工作经验年数
- 3 年收入
- 4 年龄
下面我们来逐项分析。
- 1 最终学历的最低线是大学毕业，如果是日本的大学或日本的硕士博士毕业加分的可能性高一些。
- 2 工作经验年数不包括跟申请签证的业务无关的工作经验，也不包括打工的经历。
- 3 年收入如果不到300万日元，即便其他条件都满足了也无法申请。
- 4 年龄40岁以上不加分。
摘自法务省入国管理局
“高度人才积分制的出入国管理上的优惠制度”
感兴趣的朋友可以自己计算一下分数。
积分计算表如下
https://www.moj.go.jp/isa/content/930001657.pdf
本文还可以在我们的微信公众号中阅读中文原文，请点击下面的链接查看原文。
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