2015/02/04
Q 縫製業を営んでいます。現在、海外では中国とベトナムに協力工場と提携し、技術指導をしながら委託生産を行っていますが、人件費コストが高くなり、ミャンマーを検討しています。実際のところ、ミャンマーの工員の人件費はどれくらいなのでしょうか?
A ミャンマーは、2010年の総選挙以後、急速に民営化が進んでおり、経済の中心であるヤンゴンでは工業団地の開発が進んでいます。また、ミャンマーではCMPという委託加工方式が採用され、貿易面でもメリットを享受しています。
ミャンマーの縫製業の工員の人件費は、2009年頃は50ドル程度でしたが、2015年現在は100ドル前後になっています。残業代も含めると、130ドルくらいではないでしょうか。徐々に上昇しているとはいえ、東南アジアでは最安値であり、縫製業が進出するには最もよいと言えます。
カンボジアがよく比較対象とされますが、カンボジアの縫製業の工員の人件費は、200ドルを超えており、益々増える状況にあります。また、日本語教育においても、親日であることが影響して、ミャンマーでは日本語を話せる人材が増えており、人口についても、1200万人のカンボジアに対して、ミャンマーは5000万人であり、人材は豊富と言えます。
ガルベラ・パートナーズでは、日本企業のミャンマー進出をサポートしています。現地法人の設立だけでなく、協力工場探しも可能です。現地での企業マッチング、アテンド、アポイント、サンプル作成など、ミャンマーへの進出をご検討される企業様は、ぜひお声がけください。