2025/07/08
A、「別送(べっそう)」とは、外国人旅行者が日本の免税店で買い物をしたあと、その商品を自分で持って帰らず、後から自分の国に送る(配送する)方法のことです。
分かりやすい具体例で言えば、お土産やたくさん買った商品をスーツケースに入れず、郵送や宅配便で自宅に送ることが「別送」です。
本来、外国人旅行者が免税で買い物できるのは「日本で買った商品を自分の国に持ち帰る」ことが条件です。これは「輸出」と同じ扱いで、消費税がかからない仕組みです。
しかし、「別送」を使うと、以下のような不正が起きやすくなっていました。
このように、「別送」を悪用して消費税を払わずに商品を国内で転売する不正が横行していました。
こうした不正を防ぐため、2025年(令和7年)3月末から「別送」は原則禁止になりました。今後は、免税店が直接、海外の住所に商品を送る「直送」だけが認められます。つまり、旅行者本人が自分で商品を送ることはできなくなりました。
このように、「別送」とは「自分で海外に送る」ことですが、不正が多かったためルールが変わりました。
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