事業承継・M&A補助金でM&A後の統合を成功に導く！PMI推進枠とは？ | ガルベラ・パートナーズグループ

Ｑ、М&A後の制度統合に活用できる補助金があると聞きました。どのような内容なのでしょうか。

     

Ａ、М&Aの後の制度の統合等で活用できる補助金として、事業承継・М&A補助金にPMI推進枠が新設されました。

以下、詳しく見ていきましょう。

 

解説（公開日：2025/07/30）

 

「事業承継・М&A補助金」とは？

これまでは事業承継・引継ぎ補助金という名称でしたが、「事業承継・М&A補助金」に名称が変わりました。補助金としては、中小企業・小規模事業者等が事業承継やM&A（企業買収・合併）を行う際の設備投資や経営統合に必要な経費の一部を国が補助する制度です。主な目的は、円滑な事業承継と事業再編を促進することで、補助内容は「事業承継促進枠」「専門家活用枠」「廃業・再チャレンジ枠」「PMI推進枠」の4つの枠組みに分かれています。

 

PMI推進枠とは？

PMI推進枠は、事業承継・M&A補助金に新設された枠組みの一つで、M&Aに伴い経営資源を譲り受ける予定の中小企業等に係るPMI（Post Merger Integration：M&A後統合）の取り組みを支援する制度です。PMIとは、M&A成立後に企業同士を統合し、シナジー効果を最大化するための重要なプロセスのことです。

M&Aは成立がゴールではありません。真の成功は、M&A後の統合プロセスにかかっています。PMI推進枠では、統合における専門家活用費用や設備投資費用を補助することで、M&A後の経営統合・事業統合を成功に導きます。

 

どんな会社・経費が対象になる？

M&Aに伴い経営資源を譲り受ける予定の中小企業等が対象となります。具体的には以下の要件を満たす必要があります。

 

【対象となる事業者（PMI推進枠）】

 

【対象となる取組み】

 

PMI推進枠の補助金額と補助対象経費

補助金額と補助率 （PMI専門家活用類型）

補助上限額150万円、補助率1/2

 

【補助対象経費の例】

外注費	PMI専門家への委託費用、システム統合費用
委託費	業務プロセス標準化、組織統合コンサルティング費用
謝金	PMI専門家に支払う報酬・手数料
旅費	専門家の旅費・交通費

 

申請手続きのポイント

【申請の流れ】

1	公募申請	Jグランツシステムにて申請
2	採択通知	事務局による審査・採択
3	交付申請	採択後、詳細な事業計画書を提出
4	交付決定	補助金交付の決定
5	事業実施	計画に基づく事業の実施
6	実績報告	事業完了後の報告書提出

 

【申請時の注意点】

 

ぜひお気軽にご相談ください

PMI推進枠は、M&A後の統合プロセスを成功に導く重要な制度です。PMI専門家活用類型では最大150万円の補助を受けることができ、M&A後の統合に必要な費用負担を大幅に軽減できます。

M&A後の統合は企業の将来を左右する重要なプロセスです。申請手続きは専門家のサポートを受けることをお勧めします。補助金を活用して、M&A後の制度統合を成功に導きましょう。 ガルベラ・パートナーズでは、補助金申請からM&A後の制度統合支援まで、トータルでサポートいたします。専門家による無料相談も実施しておりますので、まずはお問い合わせください。