2014/12/12
Q 海外で新たに事業を立ち上げようとしていますが、現地調査費用、交通費、設立費用、人件費、税金など当然ですがコストが色々と発生します。初めて海外進出しようとする場合に何か手助けとなるようなツールやサービスはありますでしょうか?
A はい、まずは海外進出すべきかどうかを検討する場合の最初の作業として、「投資の回収可能性」を検証する必要があります。そこで、中小企業基盤整備機構(以下、中小機構)が行っている「F/S支援事業」というサービスをご紹介します。
まず、F/S(フィージビリティ・スタディ)とは、企業(経営者)が投資を行って長期的に収益をあげられるか否かの経営判断ができる客観的な材料を取りまとめ総合的に評価することです。事業化可能性調査とも呼びます。
要するに、投資をするからには回収可能性や、回収期間が経営者としては一番気になるところですが、その可能性の調査を公的機関が一緒になって手伝ってくれる、というものです。具体的には、以下のサイトをご覧ください。
<中小機構 F/S支援事業>
http://www.smrj.go.jp/keiei/kokusai/fs/069550.html
また、インターネットを活用した販路開拓支援等も行っており、大手メーカーと優秀な中小企業をマッチングする「J-Good Tech ジョグテック」というサイトがありますので、こちらもご紹介しておきます。
<J-Good Tech ジョグテック>
更に、海外現地企業とのビジネスマッチングを支援する、商談会や展示会も開催していますので、分かりやすいようにチラシが載っている以下のサイトをご覧ください。
<ミャンマービジネス商談会&交流会(10月で終了しています。)>
http://www.smrj.go.jp/ceo/myanmar/#head
資金調達の部分では、「日本政策金融公庫」が海外展開専用の金融支援を行っておりますので、こちらも要確認です。
<日本政策金融公庫 海外展開資金>
https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/kaigaitenkai_t.html
その他、各種セミナー、専門家相談会、海外展示会出展、海外人材育成の研修、成功企業の情報開示、各国主要政府機関との連携、など様々な支援を中小機構で行っていますので、まずは基本的な部分の情報や、作業はこのような政府系機関を利用するのも1つの手です。
ガルベラ・パートナーズグループでは、上記のF/Sサポート業務、また、実際に進出する際の実務についてご支援しております。今回ご紹介した公的機関などを上手く利用しながら、我々のような専門家と連携して貴社の海外進出を成功へと導きます。