2025/02/18
A、 iDeCo(個人型確定拠出年金)と企業型DC(企業型確定拠出年金)の違いはiDeCoが自助努力の制度であるのに対し、企業型DCは福利厚生です。どちらの制度を利用したらいいのか迷っている方は参考にしてください。
iDeCo(個人型確定拠出年金)と企業型DC(企業型確定拠出年金)の違いはどこにあるのでしょうか?iDeCoが自助努力の制度であるのに対し、企業型DCは福利厚生です。どちらの制度を利用したらいいのか迷っている方は参考にしてください。
全額所得控除できます。 | |
事業主掛金:全額非課税となります。(退職給付費用として全額損金算入可能です)。 加入者掛金:全額所得控除できます。 |
会社員の場合、社会保険料の変更はありません。 | |
事業主:社員さんの社会保険料が安くなるため、会社負担の保険料も軽減されます。 加入者:加入者個人が給与の中から拠出するため、社会保険料の標準報酬月額の等級が下がり、保険料が軽減されます。 |
個人が加入したプランを金融機関等(運営管理機関)が選定している運用商品から選択できます。 | |
会社の委託を受けた運営管理機関が選定した運用商品から選択できます。 |
個人が負担します。 | |
会社が負担します。 |
一番気になるところが税制優遇の違いでしょう。
企業型DC、iDeCoは共に所得控除と退職所得控除の対象となりますが、企業型DCは社会保険料控除の対象となり月々の社会保険料の支払額を減らす事にもつながります。
社会保険料の個人負担額は概ね15%程度ですので、
毎月の掛金額が2万円の場合
20,000円(掛金額) × 15% = 3,000円
毎月の社会保険料が減る計算となります。
年間にすると、36,000円の減額になります。
ただ、社会保険料が軽減されることのデメリットもあります。
社会保険料の金額が減るということは、健康保険料、厚生年金保険料の金額が減るということですので、健康保険による保険給付(出産手当金、傷病手当金など)や将来貰える年金額に多少影響が出ます。
老後の資産形成のために掛金を拠出する制度という点では同様ですが、iDeCoは個人で加入できる一方、企業型DCは企業が導入している場合のみ加入できます。
この2つの制度に加入できる場合、どちらに掛金を拠出した方がいいのでしょうか?
それぞれの特徴を理解し、ご自身の老後の資産形成の為に、制度を賢く活用していきましょう!
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