2016/08/03
Q ベトナムへの海外進出を検討していますが、ベトナム消費市場(小売業・サービス業編)について教えてください。
A 7月下旬に高島屋ベトナム(ホーチミン店)がOPEN致しました。
ベトナムではすでに日系大手の小売業のAEON、ファミリーマート、ミニストップなど平均年齢28歳、人口9000万人市場の消費市場を見据え店舗展開を加速しております。
そしてコンビニエンスストアの雄、セブンイレブンもベトナム進出を発表し、小売り市場の競争が激しくなることが予想されます。
しかし、消費者目線でいえば、ものを売る時代からサービスを売る時代への転換期となる可能性もあり、サービス、ソフト面に強みを持つ日系企業にはまだまだ商機があるのではないでしょうか。
社会主義国家であるベトナムにおいてサービス精神は乏しいのが現状です。
例えばローカルのお店や百貨店においては、店頭、お客の目の前で挨拶をするどころか携帯電話で話をしていたり、フェイスブックやSNSを使っている姿や、お客の見えるところで食事をする光景などもまだよく目にする光景でありますが、こと日系企業の小売店、飲食店では日本式のサービス、接客応対をするスタッフの姿も定着してきているようです。
その代表例が、とある焼肉レストランのお話を挙げてみたいと思います。
出張でホーチミンに行くと必ずスタッフと食事に行くそのレストランは日本と変わらぬサービス、接客応対を受けられ、スタッフの接客の質にはいつも驚かせられます。どのようにしてこのようなマネジメントが行き届くようになったかを伺ってみたところ、そこのベトナム人マネジャーが説明してくれました。
その彼女は日本食ビジネスに従事し10年、彼女が最近感じることは「ベトナム人の接客やサービスに対する顧客の評価が年々厳しくなってきていると」のことである。以前は料理の味そのものに評価がフォーカスされていたが、今はサービスや接客応対にうるさくなってきているというのである。
ローカルや他国のお店ではそこまで厳しくなくても、日本料理店ではスタッフのサービス、応対が悪いのは許せないとのことです。
「日本のサービスがNo.1だと思っているのでしょう」と彼女は口にしました。
このマネジャーの話を聞いて、かつて香港において国策として日本のサービス業(飲食・小売り等)を積極的に誘致し国全体とマナー、サービスのレベルアップを図ったことを思い出しました。
世界的にみてもトップクラス水準を誇る日本のサービス業・小売業・飲食業。まだまだ日本の魅力や実力をベトナムで発信することが可能であり無限の可能性を秘めております。
反面、外資系100%での卸・小売業が参入できるようになりましたが、エコノミック・ニーズ・テスト(ENT)と言われる審査基準などが存在し、まだまだ自由に多店舗展開ができる状況でもないのが現状です。
生産拠点から日系企業の消費マーケットとして注目を浴びるベトナム、日系企業の進出は自社の製品、サービスの流通だけでなく、国際社会、ベトナムへの社会貢献にもつながるのであると思われます。
訪日客も過去最高となってベトナム、今後ますますベトナムとのビジネスに目が離せません。
ベトナム進出におきましては、日本側では(株)アセアン・フォーカスがサポートし、現地ベトナムには弊社100%子会社のガルベラ・パートナーズベトナム(日本人常駐)が会社設立、ライセンス取得、登記、労働許可書の取得等ワンストップで日本とベトナム側でサポート致します。
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