GERBERA PARTNERSブログ

シンガポール|シンガポールの住宅エリアについて

2022/08/01

Q、シンガポールで賃貸物件を探すのですが、土地勘がなく、住宅エリアなどを教えてください。

A、シンガポールの住宅についてエリアと賃貸契約の特約についてご説明いたします。

 

解説(公開日:2022/08/01  最終更新日:2022/07/30 )

 

1.エリア

大きく8つのエリアに分ける事ができます。

  1. ① セントラル・ビジネス・ディストリクト(CBD)*人気
  2. ② ノベナ・トムソンエリア *人気
  3. ③ オーチャードエリア(セントラル地区) *人気
  4. ④ ノースエリア
  5. ⑤ サウスエリア(クィーンズタウン) *人気
  6. ⑥ ノースイーストエリア
  7. ⑦ ウエストエリア
  8. ⑧ イーストエリア
 

① セントラル・ビジネス・ディストリクト(CBD)

金融機関、日系オフィスが数多く集まるエリアです。ビジネス街でありながら、日本食レストランやホーカーセンター、スーパーもありこのエリアで働く方にとっては住むにも最適な場所です。マリーナベイ(湾)の周辺にはショッピングセンターやホテルが集まっており、有名なマリーナベイサンズもこのエリア。オフィスへの通勤時間、交通利便性を最も重視する方におススメのエリア。単身者・カップル向けの高級コンドミニアムも多くあります。

 

② ノベナ・トムソンエリア

最近、人気が上昇しているアクセス良好で閑静なベッドタウンエリア。駅直結の大型ショッピングモールがあります。小さい子供向け幼稚園(バイリンガル)、教育機関、店舗の多い地域で日本人駐在員に人気のエリアです。駅直結の大型ショッピングモールが建ち並び、生活環境が整ったエリアです。大型コンドミニアムが多くファミリー向け物件が多数あります。子供向けのお店も多く、24時間対応の救急病院や日系の病院もあり、小さなお子様がいらっしゃるファミリーにおすすめです。ニュートン駅周辺にはローカル、観光客にも人気のフードセンターがあります。

 

③ オーチャードエリア(セントラル地区)

全長3キロほどの通りには最先端のファッションやグルメが勢ぞろいしており日本人をはじめ、世界中からたくさんの観光客が訪れます。大型ショッピングモールや、日系デパート高島屋、伊勢丹もあり日本の銀座のような場所です。

日本人学校のバスルートでもあり、日系の塾もあるのでご家族にも人気のエリア です。日常生活、通勤面でも利便性が高く、多くのコンドミニアムが立ち並びます。また、日本の食料品・日用品が揃う明治屋スーパーマーケット、日本人医師が在籍するクリニックや歯科もあります。

 

④ ノースエリア

駅周辺に政府によって建てられた集合住宅(HDB)が立ち並ぶ郊外エリア、賃料・物件価格が安いエリアとなっています。Toa Payoh, Ang Mo Kio, Yishunがノースエリアの代表的な地域です。ノースサウス線およびノースイースト線に、新たにダウンタウン線も加わり交通アクセスの向上が期待されています。

 

⑤ サウスエリア(クィーンズタウン)

CBDの主要なエリアへ乗換なしの通勤に便利なグリーンライン沿いのエリアです。集合住宅(HDB)が建ち並ぶローカルな街並みと地元の人たちで賑わうウエットマーケットやホーカーがあります。駅周辺は築浅のコンドミニアムが建ち並び日本人学校に通われるファミリー層に人気のエリアです。日本人学校はクレメンティー校になります。

CBD・セントラルエリアまた日本人学校、インター校の多いウエストエリアへのアクセスが良いため、通勤と通学の面で日本人に人気エリアです。国内最大規模のショッピングセンターVIVO CITYや新しい住宅地として注目スポットのブオナ・ヴィスタなど生活利便性にも優れたエリアです。とくにファミリー層にオススメです。

セントーサ島はシンガポールの代表的観光スポットです。Resort World Sentosa(セントーサ島の複合リゾート施設)には、ユニバーサルスタジオ、水族館、カジノ、Siloso Beachなどがあり楽しむことができます。

 

⑥ ノースイーストエリア

ダウンタウンの北東部に位置するノースイーストエリアは集合住宅(HDB)やミドルサイズのコンドミニアムが多くあります。それらコンドミニアムの多くは築5年内で家賃も相対的に安価ですので、ご希望の間取り、条件に合わせた物件をお探しになれます。ファーラー・パーク駅直結のショッピングモールには、約200店が立ち並び日本食レストラン、映画館などもあります。

 

⑦ ウエストエリア

日系企業も多数進出している郊外エリア。日本人学校(幼稚園/小学校/中学校)がウエストエリア東部のクレメンティにあり、通学用のドロップオフポイント(送迎場所の指定コンド)も多いエリアで通学に便利です。公園も多く、家賃も比較的高騰していない住居エリアです。賃料・物件価格も中心部より安いため、日本人駐在員のファミリー様に人気のエリアです。駅から遠い物件が多いですが、マンションからショッピングモールまでシャトルバス運行しています。MRT「イーストウェスト線」の路線延伸工事も進んでいます。

 

⑧ イーストエリア

イーストエリアは海沿いの眺めの良い物件が多く、中心部に比べ賃料が比較的安価で築浅かつ広い物件を借りることが可能です。多くの物件は駅から離れてところにありますが、CBDへのバスアクセスが良好です。また空港へのアクセスも抜群です。海岸線沿いに約8キロにわたって公園になっており、サイクリングやジョギングを楽しむこともできます。日本人の先生が常駐する日系幼稚園、日本人小学校(チャンギ校)、ショッピングモール、日本食品を取り扱うお店など生活環境が充実しています。なかでもマリーナパレード地域は日本人駐在員が多く住むエリアです。

 

如何でしたでしょうか。先ずはご家族構成や通勤・通学、お好みに合ったエリアを絞られてから物件検索されることをお勧めいたします。

 

2.賃貸物件の特約事項例

① エアコンメンテナンス義務

入居期間中の内覧希望者への対応義務

賃貸借契約期間中であっても、オーナーが物件を売りに出した場合や、解約申し出後の賃貸募集期間中(2か月間)は、内覧を希望する購入者・借主がいる場合、内覧の協力をしなければならないと契約書に定められているのが一般的です。 賃貸契約の中に、入居者が年に4回のエアコンのクリーニングとメンテナンスを行うことが義務付けられています。エアコン一台1回の費用が大体25-35ドル程度が相場です。

エアコンが5台あれば年4回では、500-700ドルということになります。台数が多いと多少割引が入ります。

 

② 入居期間中の内覧希望者への対応義務

賃貸借契約期間中であっても、オーナーが物件を売りに出した場合や、解約申し出後の賃貸募集期間中(2か月間)は、内覧を希望する購入者・借主がいる場合、内覧の協力をしなければならないと契約書に定められているのが一般的です。

 

※上記は一般的なシンガポール情報となります。

更に詳しい注意点などについては、別途お問い合わせください。

 

<参考セミナーのご案内>

オンライン海外赴任セミナー:2022年8月3日(水)14:00~15:30

詳細:https://www.able-nw.com/portal/seminar

 
 

◆ガルベラのメールマガジンに登録しませんか◆

ガルベラ・パートナーズグループでは毎月1回、税務・労務・経営に関する法改正や役立つワンポイントアドバイスを掲載したメールマガジンを配信しております。 加えて、メルマガ会員のみガルベラ・パートナーズグループセミナーに参加可能!

10秒で登録が完了するメールマガジン 登録フォームはこちら