2016/02/03
Q 当社は日本国内で居酒屋を5店舗経営しています。来年、アメリカでお店をオープンしたいと考えており、ロサンゼルスかニューヨークのいずれで出店するかを悩んでいます。これらの都市の嗜好などの違いについて教えていただけますか?
A 日本でも、約500km離れた東京と関西に大きな違いがあるように、約4,000kmの距離があるニューヨークとロサンゼルスとの間には様々な違いがあります。
ロサンゼルスは、カリフォルニア州のなかで最大の都市であり、アメリカでもニューヨークに次ぐ第2位の都市です。ちなみにカリフォルニア州というのは、日本の国土面積よりも大きく、州都はサクラメントで、ほかに人口の多い順からサンディエゴ、サンノゼ、サンフランシスコなどの都市が点在しています。
人口規模でいうと、ロサンゼルス郡と隣のオレンジ郡とを合わせて、だいたい京阪神エリアと同じくらいの面積(約12,000㎢)で、やや少ないくらいの人口(約1,500万人)です。日本人長期滞在者は約6万人、在留邦人は約10万人と言われています。
ニューヨークは、言わずと知れた全米最大の都市で、ブロンクス、ブルックリン、マンハッタン、クィーンズ、スタティンアイランドの5つの行政区に分かれ、人口は約800万人、広域で約2,000万人と言われています。日本人長期滞在者は約7万人、在留邦人は9万5千人とのことです。(平成26年、外務省調査)
しゃべり方は、ロサンゼルスは(こちらから積極的には話しかけないという意味で)東京に似ています。ニューヨークは関西のような感じでフレンドリー。ニューヨークっ子は、おしゃれでアッパークラス向きで、ファッショナブルと言えます。ロサンゼルスっ子は、カジュアルなほどカッコよく、食事もゴージャスよりはシンプルで美味しいものを好む傾向にあります。
たとえば同じチェーン店でも、ニューヨークでは氷を削ってそのうえに刺身を乗せているのに対して、ロサンゼルスではシンプルな透明のお皿にきれいに刺身を並べています。
ニューヨークは単価を高くできますが、家賃や内装、調度品のコストも高いため、最終的な損得は簡単には測れません。とはいえ、街角で売っているホットドッグやピザを買うのが好きなのもニューヨーカーで、それがCOOLであると考えています。昼はCASUAL、夜はFINE DININGというところもあり、セグメントするのが難しいと言えます。
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