労働保険の年度更新、提出前に再確認！令和7年度の変更点 | ガルベラ・パートナーズグループ

Ｑ、今年も労働保険の年度更新の時期がやってきました。令和7年度の年度更新で気を付けることはありますか？

     

Ａ、今年度の変更点は多くはありませんが、雇用保険料率が変更されたほか、「令和6年度一括有期事業総括表（建設の事業）」の様式が新しくなりました。
例年の注意点と併せて確認していきましょう。

 

解説（公開日：2025/06/06）

   

【1】令和7年度の変更点

① 雇用保険料率の変更

令和6年度の雇用保険料率（確定保険料の計算に用います）と、令和7年度の雇用保険料率（概算保険料の計算に用います）は、それぞれ以下のとおりです。

 

＜令和6年度＞

	労働者負担	事業主負担	雇用保険料率
一般の事業	6/1,000	9.5/1,000	15.5/1,000
農林水産・ 清酒製造の事業	7/1,000	10.5/1,000	17.5/1,000
建設の事業	7/1,000	11.5/1,000	18.5/1,000

 

＜令和7年度＞

	労働者負担	事業主負担	雇用保険料率
一般の事業	5.5/1,000	9/1,000	14.5/1,000
農林水産・清酒製造の事業	6.5/1,000	10/1,000	16.5/1,000
建設の事業	6.5/1,000	11/1,000	17.5/1,000

 

② 一括有期事業総括表（建設の事業）の書式の変更

令和6年度から一部の事業において労災保険料率および労務費率が変更となったため、「令和6年度一括有期事業総括表（建設の事業）」の様式が新しくなりました。

 

【2】年度更新の手順

年度更新の手順は、例年のとおりです。詳細については、過去のブログ記事をご確認ください。

 

また、労働保険対象賃金の範囲について当該記事を補足すると、対象となる賃金の範囲を誤ってしまうと労働保険料の計算も誤ってしまうことから、改めて確認することが重要です。特に新しい手当などを追加したときは、注意が必要です。

 

厚生労働省資料『令和７年度事業主の皆様へ（継続事業用）労働保険年度更新申告書の書き方』p.14（下記）を改めて確認しましょう。

 

【3】よくある質問（『労働保険の年度更新について』より抜粋）

         

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