2014/10/06
Q 私の会社は月次損益が上がってくるのが非常に遅くて悩んでいます。月次決算の早期化を実現するためにはどうすればいいのでしょうか。
A 決算の早期化については、中小企業の社長様の悩みの種となっています。特に、月次決算の早期化により、経営状況を適時に把握することで、意思決定が大きく変わってくるケースもあると思います。また、上場を目指す会社様では、月次決算早期化が上場できるかどうかの一つの指標となります。
それでは、月次決算早期化のためには何が必要となるのでしょうか。月次決算早期化で実施すべきアクションは、次の6点です。
(1) 決算作業に要する時間を短縮するため非効率な業務を省き、必要な業務のみに集約する。
(2) 会計データへの入力仕訳を可能な限り簡素化する
(3) 会計、原価、給与等のソフトを同じソフトに統一しデータ連携する。
(4) 個別に作成しているエクセルデータから会計データへの取込み機能をフル活用し入力時間を短縮する。
(5) 決算作業の着手を早めるため、売掛・買掛サイトの見直し、給与の支払時期の見直し等を再度検証する。
(6) 決算作業の項目を列挙し月のスケジュールで月初に集中する作業を期中に分散するよう試みる。
まずは、御社の決算作業の全体工程を一つ一つ把握するところからスタートし、上記の6点の観点から、決算早期化の妨げとなるのはどの部分なのかを分析する必要があります。
最後に、決算の早期化に欠かせないのは、従業員の皆さまのやる気と団結力です。決算早期化には、業務の改善が必要となりますが、それには全社的な協力が必須です。
ガルベラ・パートナーズでは、決算早期化コンサルティングを積極的に行っています。しかし、コンサルタントがすべてやってくれるから、何もしなくてもいいという意識では、決して決算早期化は実現しません。ガルベラ・パートナーズでは、そこの意識改革も含めて、サポートしたいと考えています。決算作業や経理業務の内容について、見直しをしたいという会社様は、ぜひ弊社にご相談ください。一緒に決算早期化プロジェクトに取り組みましょう!