2021/07/09
A、従業員に新型コロナワクチンの接種を強制することはできない。
新型コロナウイルスワクチンについては、副反応のリスクもあるために、これを完全無視して、従業員の意思に反してワクチン接種を強制することは適切でないと考えられます。
厚生労働省より公表されている「新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)」の下記の問15にもワクチン接種は強制ではなく、接種を受ける人の同意がある場合に限り接種が行われるとの記載があります。
問15
新型コロナウイルスワクチン接種が、地域・職域で進んでいます。
一方でワクチン接種を受けていない人に対する偏見・差別事例があるとも聞きます。
私たちは、どういった点に注意して行動すべきなのでしょうか?
1.接種を受ける際の同意の必要性と接種の判断に資する正確な情報提供
新型コロナワクチンの接種は、国民の皆さまに受けていただくようお勧めしていますが、接種を受けることは強制ではありません。国民の皆さまが接種を受けるかどうかの冷静な判断を行いうるよう、国として正確な情報提供を行った上で、接種を受ける方の同意がある場合に限り接種が行われます。
予防接種を受ける方には、予防接種による感染症予防の効果と副反応のリスクの双方について理解した上で、自らの意志で接種を受けていただいています。受ける方の同意なく、接種が行われることはありません。
新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)(厚生労働省)
上記の記載にもあるとおり、新型コロナウイルスワクチンの接種については、従業員個人において判断するものとされています。
会社として、従業員本人の同意を取らず、ワクチン接種を強制したこが原因で副反応が発生した場合は、強制した会社に対して、損害賠償責任を問われる可能性があると考えられます。
従業員に接種をお願いする場合は、従業員の判断にて、接種する・しないを決定できるように配慮する必要があると考えられます。
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