2021/06/30
A、海外引越しの節約ポイントについてご案内させていただきます。
海外赴任者の海外現地への引越しの費用は、荷物の量や運ぶ地域によっても異なりますが、海外への引越し業者を利用すると数十万円以上の費用が必要な場合があります。
一番重要なことは、複数の業者に見積もりを依頼し、料金やサービスを十分に比較した上で依頼することが大切です。料金だけでなくサービス内容をしっかり確認したうえで選択してください。特に、引越し業者を選ぶポイントとして、現地で対応してくれる日本人がいるかという点は重要といえます。現地に荷物が到着した後、煩雑な関税の手続きを行わなければならないかもしれません。困ったときに日本語で相談できる環境があれば安心です。
家族帯同で海外赴任される場合は、特に引越しをスムーズで行えるかは重要になります。
海外引越は、ご家族にとって、海外現地生活のスタートとなります。引越しがスムーズにいかない責任は、引越し会社にありますが、ご家族の不満は、海外赴任者ご本人に向かう傾向がございますので、気をつけてください。
単身での引越のように荷物が比較的少ない場合は、引越し業者を使わずに荷物を運ぶこともできます。ほとんどの荷物を自分の手で運び、残りは段ボールに入れ小包として発送するという方法をとれば、費用を抑えることができます。
海外赴任地へ送る引越しの荷物は現地ですぐ使うものとすぐ使わないものに仕分けし、船便と航空便を使い分けましょう。海外赴任先への荷物の宅配は、すぐ必要になるものを航空便、すぐ必要ではないものを船便で送るというように使い分けると良いでしょう。
一般的に航空便の利用は料金が高いですが、1~2週間程度で海外に荷物を届けることができます。
一方で船便は安価な料金で利用することができますが、荷物が届くまで数か月かかる場合もあります。
船便や航空便で荷物を発送するには、日本郵便や民間の物流会社のサービスを利用することができます。
日本郵便ではエコノミー航空郵便(SAL便)というサービスも用意されています。SAL便は船便と航空便の中間のようなサービスで、料金は航空便より安く、船便よりも早く届きます。荷物到着までの日数は荷物を出したタイミングによって異なります。航空便と同じくらいの日数で到着することもあれば、1か月程度かかってしまうこともあります。
SAL便の利用は対応していない国や地域もあるため、日本郵便のホームページで確認しておきましょう。
海外赴任先へ発送する荷物は別送品として送ることで免税の対象となります。しかし、内容物によっては課税の対象となることもあります。多くの国の税関では、新品や食品に対する課税を行っています。また、食品の発送を禁止している国もあり、荷物の中に食品が含まれていた場合は没収の対象となってしまいます。
運送会社のWEBサイトでは、「新品」の目安は「日本で1年以上使用した品であること」と記されています。ただし、「新品」であるかの判断は各国の税関によって異なり、新品に「見える」品も課税の対象となる可能性があります。インボイス(税関用の送り状)に品目や価格を正確に記入する、内容物1つ1つに「Used」や「Personal use」と記載するなどの対応を行う必要があります。課税の基準は国によって異なっており、確実に課税を免れる方法はないといえます。ただし、荷物の中身が赴任国での「販売目的」でないことを示すことは大切です。
実際には新品でなくとも新品に見えるものや高級品は送らない、どうしても高級品を持ち込む必要がある場合には出国時に携帯して持ち込む、などの工夫で課税される可能性を低くすることは可能だといえます。
最後に、海外引越で重要なことは海外引越業者選びになります。海外赴任者が多く赴任しているような地域の場合は、多くの引越し業者がサービスを行っております。サービス内容と料金を比較して、業者選びを行いよりスムーズが海外現地生活をスタートさせてください。
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