【日本語と中国語】通帳に500万円の残高があれば経営管理ビザを取得できるの？ 只要账户里有500万日元余额就能拿到经营管理签证吗？ | ガルベラ・パートナーズグループ

Ｑ、日本で会社を設立しようと思い、経営管理ビザも取得したいと考えておりますが、通帳に500万円の残高があれば問題ないでしょうか？
我准备在日本开公司，想办理经营管理签证，是不是只要账户余额有500万日元就可以了？

Ａ、日本語と中国語でそれぞれ解説いたします。

 

解説（公開日：2022/03/25 　最終更新日：2022/05/23 ）

 

経営管理ビザを取得する為には、いくつかの要件があります。その中の一つとして常勤の従業員を2名以上雇用しない場合は、資本金500万円以上での会社を設立することが求められております。

実はこの500万円はただ500万円が通帳に入っていればと良いというわけではないのです。この点に気を付けなければ、入国管理局から質問されることが多々あります。

では、経営管理ビザ取得の為の資本金に関して詳しく解説していきます。

   

■資本金は出所が重要

冒頭で述べた通り、資本金500万円は通帳にあればそれでＯＫということにはなりません。

では、何が重要になるのでしょうか。それは、その500万円の出所が大変重要になります。

つまり、この500万円をどうやって貯めたのか、という点です。

自分で貯めた場合は、どうやって貯めたのか。借りた場合は、金銭消費貸借契約書はあるのか。こういったことを説明する必要があります。

また、これらに加えて、自分で貯めた場合は貯金通帳にその過程が記録されているか、借りた場合はいつまでに返すのかなどを説明することも重要です。

 

上記からお分かりいただけるように、500万円の出所は非常に重要なので、会社を設立する前から、この点をどのように立証するか検討する必要があります。

 

■日本へ資本金を現金で持ち込む場合

資本金500万円を準備する方法として、母国から日本へ現金で持ち込むという選択肢があります。この場合、注意しなければいけないのが、100万円以上の現金を持ち込む場合は税関に申告し、申告証明書を受け取る必要があります。もし、持ち込んだにも関わらず、申告していないとなると違法になるので、経営管理ビザ許可申請に不利に働きます。

現金で持ち込む場合は、しっかり申告をし、証明書を受け取りましょう。

 

■親や、親族から資本金を借りる場合

自分の貯金では500万円が用意できない場合、親や親族等からお金を借りることは少なくないでしょう。このようなケースでも経営管理ビザを取得することができますが、親や親族との関係を公的書類で示し、金銭消費貸借契約を提出する必要があります。

 

■日本で会社を設立し、経営管理ビザを取得したい方へ

こちらでは、経営管理ビザ取得のための資本金に関して詳しく解説いたしました。

経営管理ビザの審査では、資本金の出所をチェックされる可能性が非常に高いです。そのため、将来的に日本で企業し、会社設立をしたい方は、500万円をどのように準備するかを今から計画しておく必要があります。

もし、ご自身で貯蓄される場合は証拠をしっかり残しておきましょう。具体的には、銀行の口座に貯金をしていくのがベストです。

タンスに貯めていた、貯金箱で貯めていたと主張する方がいらっしゃいますが、それは証拠にはなりませんのでお気を付けください。

もしご両親や、親族から借りた場合はしっかり送金の記録を残しておきましょう。母国から現金で持ち込む場合は、しっかり税関に申告しましょう。

 

上記がしっかり証明できる場合は、資本金の出所に関しては心配はいりません。

経営管理ビザの申請を希望される方、またはビザの手続きが不安な方はお気軽にお問合せ下さい。

 

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