技能実習制度は、いつから変わりますか？ | ガルベラ・パートナーズグループ

Ｑ、技能実習制度は、いつから変わりますか？

Ａ、2027年から開始される予定です。

 

解説（公開日：2024/10/21）

   

新技能実習制度は、2024年3月15日に閣議決定された「育成就労制度」に2027年から開始される予定となっています。これまでの技能実習制度を廃止し、「育成就労制度」が新たに創設されます。この新しい制度は、特定技能1号水準の人材を育成し、人材確保を目的としています。育成期間は基本3年間です。この新制度の完全移行は2030年頃とみられています。

 

現行の技能実習制度は、1993年に国際貢献の一環として日本国政府が導入した制度で海外からの実習生が、日本の企業で技術等を学び、身につけた技術・知識を母国での産業発展に役立てることを目的としていましたが、コミュニケーション不足によるハラスメントや低賃金・長時間労働による失踪や不法就労などが問題視されていました。結果、みなさんもよくご存じのとおり、有識者会議による検討が行われ冒頭の「育成就労制度」に変更されることが閣議決定されたという流れになります。

 

【技能実習制度と育成就労の相違点】

変更点	技能実習制度	育成就労制度
在留資格名	技能実習1号、2号、3号	育成就労
在留期間	5年	3年
転籍	不可	可
日本語能力検定	介護以外は無し	N5

簡単ですが、「技能実習制度」と新たな「育成就労制度」の大きな相違点を上表にまとめました。今後も新旧制度の情報については都度、発信していきたいと考えております。

 

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